知って安心!不動産業界の新情報!

公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会(以下、全宅連)の「安心R住宅」のロゴマークを使用した、既存住宅(中古住宅)の広告が2018年10月よりスタートしましたが、実際に使われているのを見た方はいるのでしょうか?

まだまだ始まったばかりで見たことないという人の方が多いぐらいなので、ここで簡単にどのような制度なのかをまとめさせていただきます。

まず、今までの中古住宅へのイメージと今後の安心R住宅普及後の中古住宅で比較してみてみましょう。

このように、安心R住宅として下記のロゴをしようするには耐震性やリフォーム、インスペクション(建物状況調査)などクリアしないといけない要件がいくつかございます。

そのおかげか、今までだと中古住宅は隠れた瑕疵(欠陥)などが不安だったり、内装が古く、汚い…といったような様々なマイナスイメージがつきまとっていましたが、中古住宅に関して必要な情報が一般のお客様に対して十分に提供されることで、疑問や不安を解消して、納得した状態で購入できるというメリットが生まれました!

安心R住宅は全宅連に登録した宅建協会会員(※1特定構成員等)が物件を供給するから、物件の品質管理が行き届いている点も安心の要因ですね♪

※1…特定構成員とは、各都道府県に所属する宅建協会会員(本店・支店含む)で、全宅連に特定構成員、準特       定構成員として登録されたものをいいます。

 

また、安心R住宅の「R」って何を意味していると思いますか?

Reuse(リユース、再利用)、Reform(リフォーム、改装)、Renovation(リノベーション、改修)を意味しています。

全宅連の安心R住宅 3つのメリット

簡単にいうと、お客様視点から考えられた制度だということです。

これから新築はもちろんのこと、既存住宅の在り方を考えていかないといけない時代になったことを踏まえ、時代に合った物件選びに役立つ安心感の高い情報を提供するために施行された制度となっております。

 

具体的に「安心R住宅」を説明します

ここまでは、ざっくりとまとめてみましたが、ここからはもう少し具体的にご説明します。

安心R住宅とは…耐震性があり、インスペクション(建物状況調査)が行われた住宅であり、リフォーム等について情報提供が行われる既存住宅のことを指します。全宅連では国土交通省の基準をベースにして、具体的に以下の要件を定めている。

①耐震性等及び既存住宅売買瑕疵保険の検査基準に適合する等の基礎的な品質を備えている

②リフォームを実施済み

③点検記録等の保管状況について情報提供が行われる

こういった、徹底的な情報開示などにより、「不安」「汚い」「わからない」といった従来のいわゆる「中古住宅」のマイナスイメージを払拭し、「住みたい」「買いたい」と思える既存住宅を選択できるようにするものです。

安心R住宅に特有の基準はあるのか?

国土交通省の定める安心R住宅の基準では、物件が既存住宅売買瑕疵保険の検査基準に適合することが要件となっていますが、保険そのものに加入することまでは求められておりません。

しかし、この点、全宅連安心R住宅においては、売主が必ず宅建業者(宅地建物取引業協会の会員)であり、既存住宅売買瑕疵保険(宅建業者売主用)の付保が必須要件となっておりますので、万が一、物件に事故があった場合の消費者の安心が、より確かなものになっています。


既存住宅売買瑕疵保険とは?

保険法人に登録された売主である宅地建物取引業者が加入する保険で、購入した既存住宅の構造耐力上の主要な部分及び、雨水の侵入を防止する部分等について瑕疵(欠陥)が発見された場合には、この保険を後ろ盾にして、売主の宅地建物取引業者が補修等を行います。

安心R住宅の物件はどこに行ったら見られるの? 

全宅連が運営する物件サイト「ハトマークサイト」や、その他ポータルサイト及び新聞折り込み広告等への掲載が予定されておりますので、安心R住宅のロゴマークを目印に検索してみてください♪

一般の消費者保護を最優先に考えられており、安心な物件を安心の宅建業者との取引で、より安心した不動産取引ができるようになるはずです。

是非、安心R住宅のロゴを見つけたときはご活用ください。